刻んだ腕

2001年4月16日
あたしが壊れ出すと怖いのかもしれない
もう11年も何度となく壊れれば
本人としては「またか」と思うだけ
壊れさせれば後は 正気に戻る
壊れそうな自分を抑え 耐えている時こそ苦痛だ

知らない間に寝て 起きれば終わっている
「生きていたか・・・」
メチャクチャな部屋
血まみれの布団・床・刃・ティッシュ
正気なら恐ろしい光景
薄笑いを浮かべながら片付ける自分

そして考え込む
「この傷をどうしようか」
外へ出られるようになれば
服の上から傷をずっと触っている 痛い
その痛さが好きだ
夜になれば傷を眺める

この辛さを忘れないように
この痛みを忘れないように
刻み続けた腕
傷跡を眺めて思う
あんなに辛かった日々を忘れはしない
忘れてはいけない 絶対に
あの辛さに比べれば まだ まだ まだ

しばらく刻んでいない腕
刻みたい瞬間が何度となく自分を襲う
また 刻む時が来るだろうか

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海

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