今日の日記

お腹が痛くてたまらない。貧血が激しい。
そう。つまりはセイリ。この時ほど辛いものはない。

あの人が遠出しようと言った。もう終わった二人だけれど。
それでもどこかで期待していたのかもしれない。
やめればいい。なのに、行くと約束した。
体調のスグレナイ体をおして。
遠出に必要な資金を稼げ、と言われるまま、行きたいがために。
貧血で倒れそうな自分を忘れ、職を得ようとし、手に入れた。バイトだけど。
だけど、わかっていた。どれだけ具合悪いか。
だけど、あの人と一緒にどこかへ行きたい。
それほど好きかどうかももうわからないくせに。

深夜、「もうやめなさい」とまるで体が拒否したかのように、
過去最悪の状況に成りさがった。
腹痛はひどくなるばかりで座ってもいられない。
ただお腹を押さえて、じっとうつぶせに寝ているのが精一杯で。
出血は止まらず、痛みは増すばかり。
その異様さに面食らったのか、それともいつものことだからか。
嘔吐を繰り返す。

なんて自分は情けないんだろう。
なんて自分は弱いんだろう。

這ってでも仕事へ行こうかと悩んだ。
責任がある。初日なのに。きっとあの人もあたしが働くことを喜んでいる。
ガンバラナクテハ。ガンバラナクテハ。

ふと鏡を見つめた。
なんてひどい顔だろう。
眠れないためか、両目の下にはクマ。顔は青みがかり疲れきっている。
そして気付いた。

そうだった。
あの人はあたしのこの弱い体が嫌なんだった。
このあたしの具合の悪さに同情してしまうから、一緒にいたくないんだって。
そう、言われたんだった。。。
忘れてた。思い出した。
なんだ。無理しなくてもよかったんだ。

だって、この体を急に治せと言われても無理だ。
体が弱いからいつ倒れるかわからない。
あたしの体はどうしようもない。
好かれてるかどうかもわからない。
好きかどうかもわからない。
その人のために無理して、頑張って振舞っても、あたしの体はいつでもこうだ。
もしも、もう一度一緒にいたとしても、いつ倒れるかわからない。
そしたら同じなんだ。無理しても一緒なんだ。

カラダガダイジ。カラダガダイジ。
呪文のように言い聞かせる。
仕事を無理にするのはやめよう。もう少しよくなってからでもいい。
今また笑いながら「平気だよ。元気だよ。」そう振舞っても、また倒れるのが怖い。
そうしてまた誰かを好きになって、
「君といると同情に変わるかもしれないから。」
そう言われると、つらいから。

無理して笑うのはやめよう。一人でいる時くらい泣いてもいいよね。
そう思っていたら、また久しぶりに鬱症状が出だして、外へ出られなくなった。

タバコを吸いたい。細胞には悪いかもしれないけど。タバコを吸おう。